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<▲大一次世界大戦のきっかけ「サラエボ事件から100年目」> ・・人類平和と共存への近(サラエボ事件100年で式典)・・ {平成26年6月29日(日)埼玉新聞(サラエボ共同)から転記} ◇オーストラリア皇太子が暗殺され、大1次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件から28日で100年を迎えた。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでは、当時敵対した国々の首脳らが参加し、式典を開催。シリアやウクライナなど世界世界各地で内戦、紛争が続く中、20世紀の危機を招いた歴史教訓を胸に、人類の平和と共存を誓約。 ◇強国が植民地支配を競い合っていた当時、多民族国家のオーストラリア・ハンガリー帝国では民族独立の機運が高揚。どう帝国に併合されたボスニアのサラボで1914年6月28日、セルビア系青年がオーストリア皇太子夫妻に放った凶弾は人類史上初の「総力戦」の引き金となった。 ◇大1次大戦では戦車や毒ガスなど新兵器を使った近代戦が行われ、軍人、民間人合わせて千数百万人が死亡。東アジアの覇権(はけん)を争っていた日本も参戦し、戦線は世界に拡大した。 ◇その後、大2次大戦の舞台ともなり、東西に分断され欧州は、平和で繁栄する大陸の実現を目指し統合を進めた。しかし、90年代の旧ユーゴスラビアの民族紛争でボスニアなど旧ユーゴ諸国には民族間の憎悪が広がり、ウクライナでは、政権と親ロシア派の武力衝突が起きている。 ◇式典に出席するオーストラリアのフィッシャー大統領は27日、「(暗殺事件100年の日を)平和を祝える日にしたい」と述べ、過去の対立関係の克服を訴えた。 |
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